vol.07 福島 : 出会った人たち
2017 年 02 月 26 日
佐藤靖典さん(ふくしま観光復興支援センター)
原発被害が大きくクローズアップされることで、福島は「怖い」と一様なイメージを持ってしまいがち。そんな誤解を解き、正しい姿を伝えるため、被災地視察や語り部講話などをコーディネートしているのがふくしま観光復興支援センターです。
2015年4月から、企業や自治体の団体やグループなど、さまざまな方からの「行って応援したい」要望と地域の方々の「来て見て知ってほしい」ニーズに合わせマッチングを行っています。
これまでマッチングは、原発を持つ自治体や福祉関係団体が防災研修に活用することが数多くありました。その一方で、次世代を担う子どもたちに震災の貴重な経験を学んでもらう教育旅行のニーズも高まっています。
「生徒たちからは“テレビのイメージとは違って自然が美しい”“命の尊さを痛感した”“食べものがおいしい”という感想をいただいています。何より、私たちが“ふつうの生活”を送っていることを知ってもらい、周りに伝えてもらうことで、福島に来たいと思う人は少しずつ増えるはず。それが地域の人々の願いでもあります」
ふくしま観光復興支援センター
〈(公財)福島県観光物産交流協会内〉
福島県福島市三河南町1-20 コラッセふくしま7F
TEL 024-525-4024
http://www.tif.ne.jp/
< prev | vol.07 福島 TOP | next >