活動報告
2017 年 10 月 03 日
第32班 9月石巻・女川・東松島への訪問
9月25~27日までの3日間、東北復興応援活動第32班メンバーとして社員4名で石巻・女川・東松島エリアを訪問してきました。
以前フリーペーパー「ことづて」で取材させていただいた方々を再度訪問してその後のお話をお聞きすることが主な目的ですが、我々4名は震災後の東北を訪れたことがなかったので、自分たちの目で被災地のいまを実際に見てくることも目的としていました。
まずは空港近くの閖上(ゆりあげ)地区、その後石巻の日和山公園と「がんばろう!石巻看板」の場所に行ってきました。いずれも6年半が経過した現在ではきれいに整備されています。しかし、津波の到達点6.9mを示すポールの場所に立ってみたのですが「海からだいぶ離れているのにここまで波が押し寄せたのか…」と衝撃を受けました。最終日には大川小学校跡地にも行ってきました。ここは建物が当時のままの姿で残されているのですが、すべてを飲み込んだ津波の威力にただただ絶句するしかありませんでした。
今回訪問した先々では、津波に飲み込まれても奇跡的に助かった方、職場が被災して全てを失ったなか懸命な想いでなんとか事業を復活させた方、大変な苦労の中でお客様や周りの方に支えられながら懸命に頑張ってきた方のお話などをお聞きすることが出来ました。震災体験のお話を風化させてはいけない、我々も決して忘れてはいけないと強く感じました。
震災後、自らの事業で精力的に活動されている方々にもお会いしました。
ある会社では、当初は被災した人・被災した会社という見られ方をしてしまうのは仕方ないが、一定期間が経過してからは、あえて被災した事を打ち出さないようにしたという話を聞きました。「被災した」会社の商品ではなく「魅力ある商品を作る」会社として認知され、今では外国にも販路を広げているところも。女川町では活気に満ちたお店を訪問しました。「女川のきれいな海、とびきり美味しい食材、そして人の魅力で勝負していきます!」という話をお聞きしてこちらまで元気をもらうことができました。
震災後に他県から移住してきた方々にもお会いしました。東北のすばらしさに惚れ込んで移住して働いている方、東北の魅力を世界に発信するために精力的に活動している方、エネルギーがあふれる素敵な方々でした。
駆け足の3日間。「東北の支援をしたい」「気持ちを受け止めたい」という想いで伺ったのですが、訪れた土地の魅力と出会った方々のパワーに圧倒されっぱなしの毎日で、我々も大変刺激をいただきました。そして「次はぜひ観光で来たい!」そう思わせてくれた東北でした。