活動報告
2015 年 11 月 02 日
第27班 10月25日~宮城県(石巻・気仙沼)岩手県(陸前高田)
朝起きると札幌の天気は大荒れ、飛行機は飛ぶのか!!
そんな不安の中の出発でしたが、石本・細井・藤根・梶田の4人と北星学園の4人と文教大の1名は
無事、仙台空港に到着しました。
今回の目的は被災地での学生による演奏会と
6月に取材し完成した「ことづて陸前高田版」を各取材先にお届け
気仙沼キッズレポートを11校の小学校にお届けする事です。
期間中訪問先が多かった為、A・Bグループに分かれて行動する事もありました。
A(石本・梶田・学生5人)・B(細井・藤根)
<気仙沼キッズレポート>
各学校の校長先生・教頭先生に暖かく迎えられました。「苫小牧の皆さんには、両親や学校の先生から離れて旅をする、という、子ども達にはとても貴重な経験をさせて頂き、素晴らしい思い出を作って頂きました。ありがとうございます」との言葉を預かりました。子供達は、気仙沼キッズレポートの冊子を見ながら「あの時のジンギスカンやメロンがとっても美味しかった!」と楽しかった思い出を、私たちに聞かせてくれました。帰り際に子供たちからの歌のプレゼントがあり何よりのお土産でした。校庭には仮設住宅がある学校も多くまだまだ本当の復興までは時間がかかりそうでした。
<ことづて陸前高田版>
今回のことづてに登場していただいている陸前高田で震災ボランティアさん達の為の素泊まりバンガローを運営されているレインボーサライの富山さんに、届けに行きました。
かさ上げ対象地区の為、バンガローも今月末で一旦その役割を終了との事でしたが「またいつか、この場所に戻って何か新しいことをしかけるさ!」と変わらず前向きな姿が印象的でした。
又エコたわし作りなどの活動を続けている門馬さん宅では、震災時に押し寄せた濁流が残した水位の跡があったり、ご自身が濁流に呑み込まれた話、サークル活動のお話、今なお地元の為にいろいろなことにご尽力されている門馬さんのお話を聞いて、私たちが逆に元気をもらってしまいました。
<演奏会>
仲良し5名の学生さんはチームワークも抜群で、選曲も世代に合わせてチョイスしておりました。
進行も日替わりで進め、演奏は当初3公演の予定でしたが、急遽5公演にもなったにも関わらず対応してくれました。社会福祉協議会の職員さんが結婚されるとの事でサプライズ演奏もしました。演奏を聴いて涙を流される方もおりましたし、感謝のお手紙もいただきました。
4日間という短い期間でしたが、いろいろな方に出会い、お話を聞くことができてとても貴重な経験をさせていただきました。
また、震災直後とは違い震災から4年半経過した今、会社・飲食店・商店などでは売上げ減の悩みを抱え今後が不安との声も伺いました。
今HAJで行っている復興支援活動を「今後も続けて行って欲しい」と多くの方から声をかけていただきました。完全な復興にはまだまだ時間がかかりそうです。